12月~2月 毛皮にするために殺される
過酷な輸送
毛皮動物は、多くの場合、卸売市場と隣接した場所で殺されます。
そこは、動物を売りに来る養殖業者と、毛皮の仕入れに来る大企業が出会う場所でもあります。
飼育されている場所からその現場まで、生きた動物たちは、劣悪な状況の下、長距離の移動を経て輸送されます。
檻から出す
檻から出られるということは、その動物の残酷な死を意味しています。
養殖業者は、動物を檻から取り出す際、鉄バサミで首の付け根をはさみ、それから尻尾を掴みます。
鉄バサミには別の種類のものもあり、動物の後ろ足を掴んで逆さに吊るすときに使われます。
殺し方
1:殴り殺す
信じられないかもしれないが、キツネやタヌキ、ミンクなどの動物達は、後ろ足を持って逆さにぶら下げられ、金属または木製の棒で何度も頭部を殴られます。
その方法の替わりに、後ろ足を掴まれ、頭部を地面に叩き付けられる場合もあります。
これらは主に動物を失神させる為に用いられる方法ですが、多くの動物は、痙攣したりもがき苦しみながら地面に横たわるのみで、息絶えることはありません。
2:感電させる
口に鉄棒を無理やりくわえさせ、もう一本の鉄棒をお尻に突き刺し、感電死させます。
感電死と一言で表現すると、一瞬で死ねるように思われがちだが、感電は、心臓麻痺のショックと同じで強烈な痛みをもたらします。
筋肉が収縮し、心臓発作と同じ状況になり同時に呼吸麻痺に陥り死亡します。
3:首の骨を折る
ミンクは、首の骨を折り、殺されることもあります。
いずれの方法も、麻酔は使われておらず、安楽死ではありません。
皮をはぐ
最後に、後ろ足でフックに吊り下げられ、ナイフを用いて、毛皮が腹部の下の方から剥がされていきます。ある屠殺現場では、毛皮を剥いだ後の動物の死体-人間の食用になる-が山積みになったトラックがすぐ横に止まっていました。
業者は、宙吊りの動物の後ろ足から前に向かって徐々に、そして最終的には頭部も含めて完全に毛皮を引き剥がします。
調査映像には、このプロセスの間中、完全に意識を保っていた動物が何匹も記録されました。
動物は最後の最後までもがき、無駄な抵抗を続けます。
毛皮が完全に剥がされた後も、呼吸、心臓の鼓動、体の動きや瞬きが5~10分続いたケースもありました。
また、最初に完全に失神した動物も、毛皮を剥ぐプロセスの途中で意識を取り戻し、もがき始めることが何度もありました。
業者は、またその動物が動かなくなるまで、ナイフの柄などを使って頭部を何度も殴ります。
動物の頭や首の上に乗り、窒息させようとする業者もいました。
※2005年だけでなく2010年にも生きたまま毛皮を剥がされる現場が撮影されている
1~3枚目の写真:PETA
4枚目の写真:© EAST International (台湾動物社会研究会)/ Swiss Animal Protection Society(スイス動物保護協会)
生きたまま殺すってなんだ?
きれいごとばっかだな
写真を見てるだけで、気持ちが暗くなる。生きたまま殺すなんて酷すぎる。
毛皮を身につける人達はこれからはフェイクファーに変えて貰い、動物が動物らしい生涯をまっとうする事を願います。