「ラビットファーはウサギ肉の副産物である」と思っている方は多いのではないだろうか。
「うちで取り扱うラビットファーは肉の副産物であるから良い」
と言うメーカーでさえいる。
しかし真実は異なる。
肉を目的に飼養されるうさぎ(ホワイトラビット)は、皮が薄く、身の白い時期をねらって、生後9週~12週で殺される。
一方で、毛皮を目的に飼養されるうさぎ(主にレッキスラビット)は、皮が厚くならなくてはならず約1年間飼養されてから殺される。
※レッキスラビットは肉を目的には作られていないことが多い。
もちろん、そこで出てしまった動物の死体を、安く払い下げることはあるだろう。
しかし、主目的は毛皮だ。
Orylagというホワイトラビットとレッキスラビットを勾配させて作られた種は、利益の60%が肉から、40%は毛皮からと言われる。
飼育方法
レッキスラビットの飼育方法は、4-5週齢まで母親と一緒に、その後兄弟で7-8週齢まで過ごし、その後は闘争により毛皮が傷つくのを防ぐため、一頭づつケージに入れ8~9ヶ月を耐えた後殺される。
ホワイトラビットは、4-5週齢を母親とともに過ごし、10~12週まで兄弟で過ごし殺される。Orylagは4週齢まで母親と過ごし、7週まで兄弟で過ごした後、1頭づつのケージに移され20週で殺される。
集団で過ごすことは必ずしも良いことではなく、過密のため耳を噛むなど攻撃される動物がでてくる。
いずれもケージは狭く、金網でできた柵で、足元も金網のため、15%のうさぎは皮膚炎や皮膚腫瘍の痛みで苦しんでいる。
運動はできず、習性である穴掘りも、ジャンプもできず、ただ金網の上にうずくまったまま生活をすることを強いられている。
他の飼育施設と同様に、糞尿は金網から下に垂れ流しとなる。自分の糞尿にまみれ、不潔な状態で数か月を過ごさねばならず、病気にもなりやすいし、死亡率も高い。死亡率はEUの場合は10%-30%にものぼる。
と殺(屠殺)方法
ラビットファーうさぎのと殺方法は、首の骨をおり、足をフックにかけて、のどにナイフを入れ放血し、毛皮を力ずくで引きはがす。
足をフックに掛けられた状態のとき、ウサギには意識がある。
また、写真のように、殺される直前のウサギたちが、別のウサギが惨殺されているのを見たり臭ったりなくてはならない。
そのため、ほとんどのうさぎはケージに入れられて待つ間に糞尿を漏らしている。彼らの苦しみは人間には伝わっていない。効率的な生産ラインのみを追求し、福祉には全く配慮されていないのだ。
毛皮業者・アパレルメーカーの言いわけにだまされないで
毛皮業者や、アパレルメーカー、動物のおもちゃのメーカーなど使う、「弊社で扱うラビットファーは肉の副産物です」という言い訳は、毛皮の使用が許されているのだと消費者が思うように巧みに誘導する言葉でしかない。
副産物を使用するのだから、無駄が出ずによい とすら思わせる効果を持っている。
それは商売をする側の一方的ないいわけでしかない。
真実は、ウサギは毛皮のためにも肉のためにも苦しみぬき、恐怖と絶望の中で殺されている、ただそれだけ。
写真:Coalition to Abolish the Fur Trade
返信させて頂きます。
動物の命をないがしろにする発想で、果たして人の命を大切にできるのでしょうか、
命を大切に思う気持ちは、繋がり合っていると思います。
代替可能な服飾の為に、必要以上の動物の命を削る事と、
農作物の被害の為の対策などは、
意味合いが違うと思います。
馬鹿馬鹿しい。需要があるから供給がある、それ以上でもそれ以下でもない。肉と魚は食べるけどこれだけは認めない?野菜でタンパク質足りるよね?可愛いから?だったら醜ければ殺していいの?クジラ殺すの反対って言ってるのと同じだよ。牛豚鳥みんな同じ命だよ。差をつけるなよ。ここに差をつけると知的障碍者は人間じゃないから殺して構わないっていう、あいつの主張を認めなきゃいけなくなるよ!!
レックスラビットの毛で作られたぬいぐるみが可愛いくて、どういううさぎなのか検索してこちらにたどり着きました。
あまりに残酷で、動画は見れないです。写真も、辛すぎます。
目の前に惨殺された兄弟がぶら下がった状態での、恐怖。
うさぎにも感情はあります。
こんな残酷なことを、仕事にしている人よりも、そこで利益を出そうとしているハイブランドやアパレルメーカーが、改めて欲しいです。
ここ数年フェイクファーばかり購入してます徹底してたつもりですが、レックスラビットの毛で出来たぬいぐるみが可愛いくて、迷いました。
毛皮農場のミンクのように生きたまま脳を兄弟に共食いされたのですか?人と関わる生き物だけ守れば良いとは‥脳みそがなくなったとしか確か思えない。人が苦しめている生き物を見捨てろとは、身勝手で残酷で不道徳な方ですね。
端的に言えば、不買運動をすればいいと思う。こういった毛皮産業の事実を広め、買わない意思を示す事が唯一の「善手」なのでは(それ以上の行為は……)。
…………
どうでも良い事だけれど、動物愛護系の運動は尊いとされる一方で、「自分たちは地球の動物達を守る義務/能力/使命がある(高等な動物だ)」と履き違えている人間のエゴのように思う。
環境問題にも当てはまる事だが、地球の動物達の栄衰は、人間という種の振る舞い一つで全てどうこうできる問題ばかりではないし、また人間の文化が滅ぼした動物種に関しても“人間という動物種が繁栄した”という自然史的事実の流れのひとつに過ぎないのでは?
人間が守るべき命は、同じ人間と人間が愛玩するペットなどの動物に限るべきであって、その考えをそのまま消費資源(=消費される動物)にまで拡大してしまっては、それは“人間という動物の在り方”を歪めていってしまっているように思う。
長文失礼。
動物が媒介する感染症で大勢の人が死んでいます。苦しんでいます。農業関係者は、野生動物による深刻な農作物の被害に苦しんでいます。結局、安全な場所にいるから出来る主張だなあって思いますよ。動物愛護って。豊かである証拠だと思いますが。
同胞である人間の何億という子供の犠牲の上に成り立っている豊かな社会のおかげです。同胞ですら救えていないのに、何が動物か!って思います。
可愛い動物の毛で洋服を作れば豪華な商品ができ、より利益も出ます。洋服を作るデザイナーは実際にどのように殺されているのか、ほとんどの人が知らなかったのです。。。
現在、フェイクファーの方向にながれており、毛皮業者は悲鳴を上げているのは事実です。
しかし、生地並みに安いくてあまり大事にされないラビットファー、そんなもののためにもう殺すのはやめましょう!
野菜などの農作物であれ、家畜などの畜産物であれ、命を奪い人間の栄養となり防寒具なり衣服なりになるのは同じことです
理想とすれば苦しみは少なくするに越したことはないのでしょうがペットではなく、家畜として屠殺するという衣食文化がある以上は、その文化を否定することは許されないと私は思います
捕鯨を一方的に否定し、鯨の食文化を否定する何処かしらの国の国民感情と全く同レベルと言わざるを得ません
それを否定するのであれば動物愛護の観点から、ゴキブリや蝿や蚊などの如何なる「害虫駆除」も認めることは許されなくなると言わざるを得ません。
ゴキブリや蚊や蝿もウサギもキツネも豚も牛も鹿も鯨も同じ生きものなのですから
虐待と思われる方は買われない方がいいですね。
お返事ありがとうございます。その通りだと思います!世界中で毛皮の為の養殖やその為の農場での作業は立派な虐待であって、法律で禁止すべきだと思います!これは私達にはどうする事も出来ないのが辛いです。動物福祉や法律を世界的レベルで変えていけたら…泣
お返事ありがとうございます。世界中で養殖は違法ではないにしろ、何の為の養殖なのかと考えると、毛皮の為=そのやり方は動物虐待には当たらないのでしょうか?
日本ではすでに無いため、海外の法律に照らすことになりますが、ヨーロッパの幾つかの国では動物福祉法が厳しいためほぼ毛皮のための飼育が難しくなっています。完璧ではないですがほぼ禁止状態になっている国もあります。現状ですと法律的には虐待に当たらないためやれている。という状況ですね。実際には虐待ですよ。リアルファーをつけている=動物虐待の証拠を見せびらかしている ということになります。
ラビットファーの記事を読みました。これはどこで行われているのですか?動物虐待としか思えない事をファッションに使うから、で殺しても法律は良いのですか??
コメントありがとうございます。ラビットファーは世界中で作られていて、動物福祉が進んでいると言われるEUからもやってきます。この映像https://www.youtube.com/watch?v=XYpx9kMy8Ikはイタリアとスペインです。ケージ飼育が禁止されそう(多分まだです)ですが、養殖自体違法ではありません。