世界中でミンクの毛皮生産量大幅な減少
世界最大の毛皮オークション(市場)であるコペンハーゲンファーによると、世界のミンクの毛皮生産数は、2015年の約7200万頭から2016年は5200万頭と、25%急落しました。
中国は今年、1800万頭から800万頭と最大の低下となりました。
4000万頭だった2013年をピークにした”中国毛皮バブル”がはじけて以来、世界の毛皮産業は劣勢となっています。2013年当時は世界では8700万頭のミンクが犠牲になっていました。
東ヨーロッパでも2015年の1600万頭から2016年は1400万頭に減少し、ミンク毛皮産業は大打撃を受けました。コペンハーゲンファーによると、オランダは生産量の最大の下落であると報告しました。
毛皮産業は、多くの国で規制され、ますます不安定な産業になっています。倫理と動物福祉の懸念により、EU加盟国の多くの国が毛皮の禁止を議論し始めています。
毛皮の禁止は、現在ベルギー、ドイツ、チェコ共和国で政治的課題として特に高い関心事になっています。
今年2月には、オランダの裁判所がオランダのミンク養殖の禁止法を維持することを決定し倫理的なケースとして強力な前例となりました。オランダは、160のミンク農場で600万頭のミンクを飼育する世界題4位のミンクの毛皮生産国です。
2013年にノルウェーで飼育されていたミンク(写真:Nettverk for dyrs frihet)