日本人による毛皮の犠牲97,470頭分を減少
動物の毛皮=リアルファーは動物を苦しめ、命を奪い、人獣共通感染症の温床となり、環境にも悪い・・・。このアンエシカルで必要性のない”素材”は、着々とゼロに向かっています。
2022年の財務省の貿易統計から、毛皮、毛皮製品の輸入量を割り出しました。
2022年は2021年と比べて、
毛皮自体は商品数で11.76%減少、重さで19.12%減少
毛皮付き製品は商品数で9.1%減少、重さで2.15%減少
と微減しました。
それでも頭数に換算してみると、97,470頭分が減少しています。2021年に犠牲数496,900頭でしたが、2022年は399,430頭となりました。仮に、このままの減少数で減少させることができれば、2026年末にはゼロに限りなく近くなるでしょう。しかし、ここから減らすことこそがじつは難しいのです。
毛皮を積極的に買いたいという人、つまり動物の毛皮でなければ嫌だ!という人は、社会にあまりいません。いらないけど付いていた、たまたま気に入ったデザインに毛皮が付いていた、エコファーで十分、という人たちや企業は、動物たちの苦しみを知るとその商品を避けるという社会にこの15年で変わってきました。しかし、これからは動物の毛皮でなければ嫌だと言っている人たちの購買行動を変えなくてはならないのです。
もはや動物の毛皮は、身につけることでその人の品位が下がる、非常識なものです。
この感覚、広めてください。毛皮を売るアパレル企業、お店に意見をしてください。毛皮を身に着けている人に、恥ずかしいことなのだと教えてあげてください。