アース・ペット株式会社 リアルファー付き動物のおもちゃを廃止へ
猫じゃらしなどのペットのおもちゃにウサギ毛が使用されることがあります。
このうさぎ毛はウサギを殺してその皮を剥がして得られるものです。
アース・ペット株式会社の動物用おもちゃにもウサギ毛が使用されていたため、同社に本物の毛皮の使用廃止を提案していたところ、2018年2月に次のような回答をいただきました。
- 次年度に商品を廃止する方向ですすめることを決定した(ただし在庫があるためすぐの廃止ではない)
- フェイクファー商品の開発にも取り掛かっており、切り替える
*同社インターネットサイトにおいてもリアルファー付のおもちゃ製品は削除されました(2018.2.9時点)
アニマルライツセンターからアース・ペット株式会社へ送った提案文書
毛皮を廃止する企業の増加
2015年7月にラグジュアリーブランドの HUGO BOSS が毛皮廃止を宣言しました。続いて2016年3月にはアルマーニが、2017年10月にGUCCIが毛皮を廃止した時はTVニュースや新聞記事でも取り上げられ話題となりました。
日本企業においても、アシックス、福助、通販のフェリシモ、無印良品、ユニクロなどといった企業がすでに毛皮販売を廃止しています。本物の毛皮ではないエコファー(フェイクファー)は国内のファッション誌でも取り上げられるようになり、今ではエシカルファッションとして多くの人の支持を得るようになっています。
「ねこじゃらし」などのおもちゃに使用される毛皮においてもこういった動きが拡がっており、全国1000店舗を展開するツルハドラッグは、2014年に「今後、毛皮付き商品を仕入れない」と明言しました。
またアニマルライツセンターが2014年に毛皮付きの「動物のおもちゃ」の販売廃止を求めて署名を提出したヤマヒサ(ペットケア事業部Petio)も現時点で毛皮付き商品の販売をゼロにしてくださっています。
同じくアニマルライツセンターが要望していたホームセンターのコーナンも2016年に自社ブランドにおける毛皮付き商品を廃止することを約束してくださいました。
これらの企業が毛皮廃止を決定した背景には、毛皮の生産過程が残酷であり、毛皮に代わる素材が数多く存在することを認識されるようになったことがあります。
実際わたしがめでみたわけではなく、泣きながらみていたら、まわりに、もうみるなと、反対され、でも、知るなど知らないのではしっていたほうがいいとおもいました。わたしがみて、現状を変えることはできない、馬鹿馬鹿しいことかもしれませんが、同じ生きている生物として、涙を流しました。